先日のこと。
図書館で出会った絵本に
感じ入りました。
エルサ・ベスコフ作
『ロサリンドの庭』
ご存知の方も多いかもしれません。
スウェーデンの
国民的絵本作家の作品で
日本でも美しい本が
何冊も出版されています。
『ロサリンドの庭』は
お母さんと二人暮らしの
病弱な少年のお話です。
お母さんが仕事に出かけると
少年はひとりベッドで
横になっているだけの
日々を過ごしていました。
その唯一のなぐさめは
花模様の壁紙を眺めて
外の世界を想像することでした。
ある日その壁紙から
同じ花模様の服を着た女の子が現れて
物語が展開します。
壁紙の花の世界からやってきた
女の子との交流を通じて
少年はどんどん元気になってゆきました。
花に触れ共鳴することで
人が癒やされ生きる力を取り戻し、
自分らしい道を進む過程が描かれています。
もちろん絵本なので
現実の世界との違いはありますが、
メルヘンやイマジネーションが
現実を生きるとても大きな力になることを
この本は教えてくれているように感じます。
想像力は実現する
ちからのタネなのだと。
心に描けないことは
実現のしようもありません。
今の、この時だけをとらえれば、
想像力でいっぱいの状態は
「夢みる夢子ちゃん」で
「地に足がついていない」ように
見えるかもしれません。
けれどもその内側ではたしかに
この地上で形にする力や可能性があるのだと
語りかけているようです。
『ロサリンドの庭』を読んで、
花の持つ力と、
「クレマチス」のレメディのことを思いました。
クレマチスは、
メルヘンやイマジネーションを
大地(現実の世界)に降ろし
実現する助けになる花のエッセンスです。
「クレマチス」のエッセンスを後押しにして、
地に足がつかなくなるのを恐れることなく、
自分らしい夢を描いて
現実に形にしてゆきたいですね。
花の季節は
私たちの気分も上がり、
心もオープンになる季節です。
かろやかに夢を描き、
一つひとつ実現してゆきましょう。
「クレマチス」について
来月の読書会
『バッチのフラワーレメディー
植物のかたちとはたらき』で
読んで理解を深めます。
バッチ博士は「タイプレメディ」の
「インパチェンス」を発見された後、
「クレマチス」と「ミムラス」のレメディを
作られたと言われています。
「インパチェンス」と
逆の性質を持つ「クレマチス」。
その興味深い一連の発見の流れも
感じ取ってゆけたらと思います。
単発、録画でもご参加いただけます。
詳細はこちらをご覧ください。