今日は満月。そしてもうすぐ立春ですね。
2024年が明けてもう1ヶ月がたとうとしている時の速さには驚くばかりです。
🌕春の始まりの祝祭〜日本とケルト
立春は本格的に2024年の幕が開けるタイミングであり、春の始まりです。
その春の始まりは、大陸の西の端、ケルトの暦でもほぼ同時期に祝祭が行われていました。
ケルト語を話す人々は、2月1日に「インボルク」という春の始まりの祭りを行なっていました。
このころ白いスノードロップが開花し、輝く光のようなスイセンが群生して、子羊が生まれるとのこと。自然界も人々の暮らしも、新しい生命のサイクルが始まります。
ケルトの人々も自然を信仰し、さまざまな植物を物理的にも精神的にも役立てていました。
🌕ケルトの薬草療法
ケルトの薬草療法はドルイド(部族の神官、癒し手、導き手、裁判官などの役を務めた中心的存在)の教えに由来すると言われたり、
ウェールズ地方では湖の妖精が、人間との間に生まれた息子たちに教えたという話もあります。その息子たちが薬草医として人々を癒したレシピが今も伝えらえているということです。
その薬草の中には、日本の私たちにも馴染みのあるヨモギや、バッチフラワーのレメディにも使われるチコリーやヴァーベイン、アグリモニーやセントーリーも含まれています。
また一昨年の5月、フラワーエッセンス作りの実習で使った植物、スミレやカキドオシもリストに含まれていました。
🌕ケルトを知ること
ケルトと日本は大陸の東の端と西の端にあって、遠く離れて関連がなさそうに見えますが、多くの点で共通の要素を持っています。
ケルトを知ることで、あらためて日本に住む私たち自身のことや、自然観、暮らしのヒントを得ることができます。そして、距離や時間を超えて、私たちが共通に持つ普遍的な知恵につながることができるように感じます。
少し壮大な話になりましたが、ケルトに触れることで、今の自分や暮らしに目を向け、四季のめぐりと共に心身を整え健やかに生きるきっかけにしてゆけるように感じています。
🌕ワークショップのご案内
1月31日(水)から始まる「ケルトのワークショップ」(全4回)では、毎回季節が立ち上がる祝祭のタイミングで、ケルトの人々の自然観や願いを知り、実際に暮らしに役立てられる薬草療法を手仕事を通して体験します。
よろしければご一緒しませんか?
1月28日(日)までお申し込み受付中です。
詳細、お問合せ、お申込みは、主催 mahinapharmacyさんへ
「暮らしに役立つケルトの知恵5」(全4回)
〜ケルトの季節の祝祭と植物進行を学んで生かす〜
< 開催日時 >
夜のクラス 19:00~21:00
第1回 1月31日(水)《春の祝祭:インボルク》
・テーマ植物 ナナカマド、ヨモギ
・手仕事「清めのオイル作り」
第2回 4月26日(金)《夏の祝祭:ベルティネ》
・テーマ植物 ウィロウ、カモミール
・手仕事 「女神のオイル作り」
第3回 7月31日(水)《秋・収穫祭:ルーナサ》
・テーマ植物 ホリー、マルベリー
・手仕事「実りを呼び込むスプレー作り」
第4回 10月30日(水)《冬・新年の祝祭:サウィン》
・テーマ植物 リンボク、エルダー
・手仕事「パワーアップ・オイル作り」