植物がいなければ、
地球の生きものは
生きていけない—
それを私たちは
子どものころに学んでいます。
植物がいかに大切か—
みんな知っているはずなのに、
人間は森林伐採を止められません。
牧野先生は
植物に対する尊敬の念を
「おじぎを」ということばで
表現されています。
■ 人間は植物にお辞儀を
「植物は人間がいなくても
少しも構わずに生活するが、
人間は植物が無くては
生活の出来ぬ事である。
そうすると、植物と人間とを比べると
人間の方が植物より弱虫であるといえよう。
つまり人間は植物に向こうて
オジギをせねばならぬ立場にある」
・
(『牧野富太郎 植物博士の人生図鑑』平凡社より)