自分は植物の愛人として
この世に生まれたか、
あるいは草木の精かも知れん、と
語られたのは、
植物学者の
牧野富太郎先生ですね。
先日あらためて読む機会があり、
深く感じ入りました。
植物愛に溢れる
先生のことばは
大切な宝ものです。
そんな先生の文章を
いくつかご紹介していきます。
「私が自然に草木が好きなために、
私はどれ程利益を
享(う)けているか知れません。
私は生来ようこそ
草木が好きであってくれたと
どんなに喜んでいるか分かりません。
それこそ私は幸いであったと
何時も嬉しく思っています」
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『牧野富太郎 植物博士の人生図鑑』平凡社より