ケルトの祭り「ルーナサ」とホリー

今、旧暦では大暑に入り、
季節の変わり目の
土用の最中。
8月7日には立秋を迎えようとしています。

日本での四季の始まりにあたる
立春、立夏、立秋、立冬とほぼ同じころ、
ケルトの暦にも
季節の祝祭日があります。

明日、8月1日は、
ケルトの暦で
「ルーナサ」と呼ばれる
収穫を祝う祭りの日です。

ルーナサは
「ルー」と呼ばれる
太陽神、光と技芸の神の
死と再生を祝う日とされ、

この日をはさんで、
前後の15日間
祭りが行われたと
伝えられています。

この季節の守護樹は
「ヒイラギ」です。

「ヒイラギ」は
バッチフラワーの
「ホリー」のこと。

ホリーは
オークとともに
自然界の2つの局面を
つかさどっています。

冬至から夏至までの、
光が満ちてゆく
半年を担当するのがオーク王、

夏至から冬至までの
闇に向かう半年を担当するのが
ヒイラギ(ホリー)王です。

太陽の力が極まる
夏至の日に、
オーク王は
ヘザーの女神と一つになった後、

大かがり火に身を投じ、
ホリーに王の座を譲ります。

ホリー王は
夏至から冬至までの
闇に向かう半年を
司ります。

ホリー王が担当する
この半年に、
植物は「実り」の時期を
迎えます。

ルーナサは
実り・収穫を祝う
祭りの日、
ホリーゆかりの日です。

ホリーは常緑の木で、
不死と強い生命力を
象徴しています。

ケルトのドルイド
(ケルト社会で
政治、調停、司祭などを兼ねる
中心的役割を担う人々)は
ホリーを神聖視し、
冬の間、
妖精が悪さをしないように
ホリーの枝を
家の中に置くように
人々に勧めました。

ホリーが妖精たちを
厳しい冬の寒さから
守ってくれると
考えたのです。

そして春の始まりの祭り
(インボルク)の前日までには
枝を家の外に出すように
指示しました。

(常緑の葉をつけた
ホリーの枝が
春になっても
家の中にあるのは
不吉だと考えていました。)

ホリーは実際に
暗い森の中でも
生き抜くことができる
強い木です。

 

ルーナサの祭りでは、
小麦や野菜など、
収穫物を祭壇に飾り
実りに感謝を捧げます。

また来年の収穫のために
羊の毛を刈ったり、
家畜の種付けも行なわれたとのこと。

ウェールズの小高い山で
養蜂家がヘザーのはちみつの
採取作業を始めるのも
このころです。

古代ケルトで
一日は日没から始まると
考えられていたので、
祭りは前日の日没から
始まります。

ということで、
ルーナサは
今日の日没から
始まります。

今年はとくに
気候も状況も、
世界的に
不安定な中に
ありますが、

その一方で、
自然界は変わらず巡り、
実りをもたらして
いることも
心にとめて
過ごしたいものです。

自然界は常に
バランスをとる
方向にあります。

その自然の秩序を
人間が壊してきたことで、

環境破壊や
コロナを
招いただけでなく、

私たち自身も
心身のバランスを
とるのが難しくなっている…

人間も自然の一部と
考えると、そんな関りも
見えてきます。

このような要素も
心にとめて、
自らの心身のバランスを
整えてゆきたいものです。

ルーナサの実りの時を
どうぞお元気でお過ごしくださいね。

 

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