ケルトの暦:第1の月

ケルトの暦の一説では、
11月1日のサウィンで
新年がスタートし、

冬至の祝祭を終えた後、
12月24日から
第1の月が始まります。

1番目の月の守護樹は
シラカバです。

シラカバは
ほかの木が生長できない土地に
真っ先に入って生長する
パイオニア・ツリーです。

成長が早く、
寿命は長くて80年。

カバノキ科の植物で、
バッチフラワーでは
ホーンビーム(ヨーロッパシデ)が
同じ科に属しています。

シラカバの枝につく小さな葉は
地面に薄い影を作って、
ほかの植物が
生長しやすい
環境をつくります。

また落葉すると
大地を肥沃にすることでも
ほかの植物の生長をうながし、
結果、昆虫や鳥など、
さまざまな生き物の生長も
助けます。

早く生長することで、
オークやマツなど
生長の遅い木を守るのですが、
やがて追い越されて
枯れてゆきます。

エレガントな樹形と、
ほかの植物や生き物たちの
生命を生み育むことから

古代ケルトの人々は
シラカバを女性の本質を示す木と
考えていたそうです。

新しい土地を切り拓いて
生きる力と守護を与えるこの木は、
邪悪なものを遠ざけると信じられ、

人々はシラカバでゆりかごを作ったり、
護符で災いから身を守ろうとしたとのこと。

冬至のころ、
祝祭や儀式が続く間、
この木を燃やし続けることで
古い霊を払い、
新しい霊を迎え入れようとしたと
伝えられています。

冬至を迎え、光の再誕を祝った今、
私たちはまさに
内なる光(新しい領域)に向かって
自らのスピリットを
古いものから新しいものへと
更新してゆく渦中にあります。

シラカバの生きる力にも
心を合わせ、
この大切な節目を
過ごしたいものです。

クリスマスも終わり、
年末・年始に向けて
慌ただしさの増すころです。

呼吸を深くして暖かくして、
お元気でお過ごしくださいね。

ワークショップ・スケジュール

1月27日(金)13:30〜15:30
ストレスを抱える女性のための
フラワーエッセンス体験ワークショップ

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