ケルト暦:12番目の月 エニシダ

11月1日にケルト暦の新年が明けたましたが、
日本では11月7日に立冬を迎えました。

むかしに比べて温かくなったとは言え、
冷たい風が吹き、
落ち葉も目立ってくる頃です。

ケルトの暦で
今は「エニシダ」の季節です。

ケルトの暦も
日本の旧暦と同様、太陰太陽暦です。

一年を13の月に分け、
各月と季節の節目の日(春分・夏至・秋分・冬至など)に、
守護樹(聖樹)と
「オガム文字」と呼ばれる原始的な文字が
割り当てられていました。

文字で記録する
文化を持たなかった
古代ケルト人の生活ぶりは
明らかではありませんが、
一説ではちょうど今は
エニシダの時季にあたります。

エニシダは
バッチフラワーの
ゴース(ハリエニシダ)の近縁種。

ゴースは、ケルト暦では
春分の日の守護樹です。

ゴースの葉が、
針のように鋭く、
刺激を与える様子を示す一方、
エニシダの葉は丸く、
どこか繊細で優雅な印象があります。

その優雅な様子が
王侯、貴族に好まれ、
フランスのブルターニュには
エニシダを選んだ貴族も
あったそうです。

花や茎、根、種子など、
どの部分にも薬効が高く、
冬至に向けて闇の時間が長く
寒くなっていくこの季節は
とくに人々の健康に
役立てられていました。

冬至に向かう季節、
北ヨーロッパでは、
寒さが厳しくなり、
室内で過ごす時間が長くなります。

本格的な冬を迎える準備をする一方で
浮かれて騒ぐしか
することがなくなってしまうため、
病気や不調に陥りやすくなり、
それを癒すために
エニシダが使われていたとのこと。

16世紀のイングランド国王、
ヘンリー八世も、
度を越した飲食で不調の時には
エニシダの粉末を好んだと言われています。

寒さと闇の深さは
心理状態にも大きな影響を与えます。

古代ケルト人のように
飲めや歌えの宴に興じなければ気分が滅入り、
落ち込むことも多くなるかもしれません。

エニシダの花は鮮やかな黄金色をしています。
この花が開花するのは春の終わりから
夏の初めです。

黄金色の花のお茶は
利尿剤としてよく使われます。

ケルトの人はエニシダの薬効を役立てながら、
春の光の到来を信じて
闇の冬を過ごしたのかもしれません。

冬のあと、光はかならず戻ってきます。

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●ゴース(ハリエニシダ)

ゴースはケルト暦では
春分の守護樹にあてられています。

またバッチフラワーエッセンスの一種でもあります。

何度もやってみたけれどうまくいかず
諦めてやる気を失ってしまった時、
心のバランスを整えるレメディです。

花はエニシダと同様
黄金色をしています。
異なるのは葉の形で、
エニシダは丸く、
ハリエニシダは剣のように
尖っています。

この針のような葉が
諦めて萎えてしまった心に
刺激を与え、もう一度希望を持って
やってみる気力と行動力を
取り戻す助けになります。

黄金色は太陽の光の色、
希望を象徴する色です。

ゴースは春の初めに荒れ地を
黄金色に染め、
太陽の光の復活を教えてくれる花。

この花の開花が先駆けとなり、
春の花が次々と開いてゆきます。

~・*~・*~・*~・*~・*

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およそ90年前に英国の医師が開発した
心のバランスを整えるための
自然のレメディ(心の処方箋)です。

おもに、市販の小瓶から数滴
飲料水やハーブティーなどに垂らして
飲んで使います。

今のような不安な状況や
日常のストレスで
心が不調和に陥った時、
心を調整し、本来の心の力や自分らしさを
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