小さな庭の花めぐり

私事ですが、
母が遺した小さな庭で
最近気づいたことがありました。

一年を通じて
何かしらの花が咲くように
木が植えられていたということです。

ガーデニングをする方にとっては
当たり前のことなのかもしれませんが、

母がそのように考えていたことなど
全く知りませんでした。

いなくなって、
庭の植木に水をやるようになってから
一年近くたちますが、

気づいたのは本当に最近のことです。

細やかな世話が必要な
月下美人やランの鉢植えは
とうの昔になくなっていましたが、

地植えの木々は
花を咲かせて実をつけています。


暗い冬には
赤いサザンカやセンリョウの実が
色どりを添え、

春のはじめは紅梅。

しばらくすると、
オレンジ色のクンシランが咲き、

そうこうしているうちに
水色から青紫に色を変える
アジサイが満開に。

その下で
地味なミズヒキが
小さな赤い花を咲かせています。

これからは
白いムクゲが満開に..。
長い開花期を迎えます。

母はいまだに忙しく
植木の世話をしてくれているようです。

ありがとう。

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