🇬🇧イギリス:植物旅の記憶-5 

クリックハウェル:ミムラス復活の希望

ウェールズを巡る今回の旅では、後半の拠点としてアバガベニーを選びました。20年前、初めてこの地を訪れた際、ネイチャーガイドの方から「ここを起点にするといい」と勧められたことも心に残っていました。

当時は、ブレコンにあるお城を改築したホテルに宿泊し、ブレコン・ビーコンズ国立公園の中を歩く自然体験も旅の目的のひとつでした。20名ほどの団体にはぴったりの宿でした。

3年前にはヘリフォードに滞在して、ロック・ウォーター誕生ゆかりのアバガベニーを訪ねましたが、今回はこの地に2泊したおかげで、ゆっくり感じたり、植物にふれながら巡ることができました。

クリックハウェルは、アバガベニーから車で20分ほどのところにある、小さな町です。この町の外れを流れるアスク川のほとりで、バッチ博士は最初の3つのレメディー、インパチェンス・ミムラス・クレマチスを作られたと言われています。

朝からアスク川沿いの小道を歩くのは、特別な時間でした。初めてここを訪れた時には川の汚染が進み、ミムラスはもう育っていないと言われるなか、水際に咲く数株を見つけ、みんなで深く感動したことをよく覚えています。

けれど、その後、十数年たった3年前も、今回も、その姿を見ることはできませんでした。

ただ、今年はかなり歩いた先の対岸に、黄色い花が咲いているのが見えたのです。周辺で低く群生する、黄色いバターカップとは明らかに違い、すらりとした姿に「もしかして…」と写真に収めました。

翌日、ヒーリングハーブス社の数人の方にも見ていただきましたが、「ミムラスかもしれないけれど…どうかな?」と、最大に拡大したボケた写真からは判断しかねる様子でした。

確証はないものの、その場所の水は澄んでいて、もしかしたら自然が少しずつ取り戻されているようにも見えました。はっきりしたことは言えませんが、「いつかまたこの地にミムラスが戻ってくるかもしれない」——そんな希望が生まれました。

 

その日の午後は、クリックハウェルの町歩きへ。こじんまりした町の雰囲気はとても心地よく、歩きやすいのです。インフォメーション・センターを兼ねたおみやげ店には、植物や自然に関する本やパンフレットが豊富で、子ども向けの絵本も充実。ケルト文化にちなんだ雑貨もあり、今回もつい夢中になりました。

その片隅で見つけたグリーンマンのレリーフはどうしても気になって、迷った末にひとつ求めて帰りました。今、家の玄関を静かに守っていただいています。

入手した資料や本は、カラーで本当に美しいものばかりです。これからのワークショップやお話会でも、ご紹介していけたらと思っています。

植物の記憶とともに、自然とのつながりやバッチフラワーについて、ご紹介してゆきますね。

✨旅をご一緒したお二人の投稿もぜひご覧ください。生き生きとした植物に触れる感動をぜひご一緒に。
@mahinapharmacy, @noricoco0427, @yomoyamanoriko

 

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