ヘリフォードでの4日目は
この町在住のMさんと
大聖堂にある中世の世界地図
「マッパ・ムンディ」を見学し、
市内を歩きました。
マッパ・ムンディとは
中世ヨーロッパで作られた
世界地図の総称です。
ジュリアン・バーナード著
『バッチフラワーエッセンス
水のパターン』
(フレグランスジャーナル社)に
この世界地図の一部、
クレタ島の部分が掲載されていますが(p.54)、
その全体像の実物を見たいと思いました。
この大聖堂のマッパ・ムンディは
現存する中では最大のものとのこと。
地図ではエルサレムを中心に
東のアジアが上に描かれ、
その下の左側にヨーロッパ、
右側にアフリカが描かれています。
この配置は当時の地理的理解を
反映したものではなく、
1つの様式を受け継いだものと
言われています。
『水のパターン』に載っている
クレタ島の迷宮は
とても目をひきます。
解説ボランティアの方が最初に
説明されたのもこの部分でした。
『水のパターン』でこの迷宮図が
1つの観想的な空間の例としてあげられ、
バッチ博士がレメディ19種を発見された後
各種を円に配置した図のイメージにもつながるという
著者のインスピレーションを
たどることができました。
全体の地図を見た個人的な印象は、
中世の多くの教会が
このような地図を通して
神の創られた世界を
絶対的なものとして視覚化して、
神の力を人々に
信じ込ませようとした意図を感じ、
それは重い鎖に繋がれた
図書室の多数の本と相まって、
重苦しいように感じました。
ご一緒に見学したMさんと
偶然お会いしたのは、
今年1月のこと。
その時はまだ旅の予定も漠然としたもので
もしかしたら今年ヘリフォードに
行くかもしれないとお話しました。
その旅がこうして実現して
再会できたのは
とても嬉しいことでした。
地元の情報や旅のアドバイスも
たくさん教えていただき、
旅がさらに実り多いものになり
感謝しています。
今月には一時帰国されるとのこと。
日本での再会がとても楽しみです。