1月末に新しい訳書『バッチフラワーエッセンス 水のパターン』(ジュリアン・バーナード、フレグランスジャーナル社)が出版され、3月3日と22日に出版記念のオンラインお話会をさせていただきました。
ご参加くださった皆様と、主催者の mahina pharmacy の中山晶子さん、広尾88アカデミー のアズ直子先生に深く感謝しています。ありがとうございました。
本書の魅力をできるかぎりお話しさせていただきましたが、拙い話ぶりには反省するところばかりで、もっと精進しなければとあらためて気を引き締めています。
本はご好評につき増刷となり、先日第2刷が発行されました。
この本は一般的なフラワーエッセンスの本とは少し違い、バッチフラワー38種の使い方や各種の意味についてはほとんど記されていません。
「フラワーエッセンスの本質=エッセンスの中に含まれているものは何か」という点についての考察がたくさんの美しい写真と共に掲載されています。
エッセンスの作り手である著者ジュリアン・バーナード氏ならではの写真が多数掲載されていますので、まだお持ちでない方はぜひ書店などでご覧になってみてください。とても参考になる本です。>>
本書のテーマは「情報」で、私たちの誰もが情報に反応し、情報を経験しているということです。
著者はフラワーエッセンスに含まれているのは、計測可能な「エネルギー」ではなく「情報」であると考えています。
たしかに私たちは常に情報に囲まれていて、毎日のニュースに気持ちも行動も左右されています。
今もコロナの感染についての情報や、かの地での戦争のニュースに不安を感じ、心を痛めています。
そして私たちは情報を受け取って反応しているのと同時に、発信もしています。
自分の考えや気持ちを言葉で伝えたり、感情を表現して笑ったり怒ったり…これもある種の情報発信と言えます。
そのように考えると、自分の受け取る情報と出す情報を管理することはとても大事だなと感じ入ります。
フラワーエッセンスを「情報」という点でとらえると、フラワーエッセンスには、花が持つその植物の姿(色、形)や生き方、次の世代に命をつなげる方法などを含む全ての情報が、湧水に写し込まれています。
そのフラワーエッセンスをとる、ということは、私たちがその植物の生命力のパターンという「情報」を自分に取り入れるということです。
植物の生命力と自分の内なる生命力が響き合い共鳴することで、自分の考え方や感じ方、気持ちに変化が起こります。
その変化は、植物が調和して生きているのと同じように、私たちの乱れた心のバランスを取り戻させ、心がバランスを取り戻すことで、自分の発する情報(心の方向性や言動、表現の仕方など)も調和の方向へと変化していきます。
小さいようですが、私たちが無意識に普段発している情報(言葉や態度)さえもが他の人や周囲にとっての情報となり、他の人の反応(変化)をもたらす源にもなっていることを思うと、
バッチ博士が「まずは自分自身が幸せになること」とおっしゃったことの意味があらためて深く心に入ってきます。
今、遠く離れた場所での戦いも、私たちはそのニュースを耳で聞き映像を見て情報を得るだけでなく、心の深いところで感じ取っているのでしょう。
実際にその影響を受けて不調を感じている方も多いようです。
全ての存在は深いところで繋がりを持っているという考え方は、バッチ博士の「ユニティ」という世界観にも、深層心理学にも通じる要素があります。
フラワーエッセンスが情報を含み、また世界や私たち自身の中にもたくさんの情報があると考えれば、私たち一人ひとりは小さな存在であっても、まずは自分の心のバランスを整え、自分の受け取って発信する情報を整えることが、全ての調和の出発点なのだとあらためて感じています。
明日から4月。あなたは今どんな日々を過ごされていますか?
フラワーエッセンスという植物の調和の取れた「情報」も、心の調整に役立ちます。
どうぞお元気で素敵な春をお過ごしください。
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『バッチのフラワーレメディー植物のかたちとはたらき』を読む
読書会が4月スタートします
7回をかけて、「まえがき」から
バッチ博士の医師としてキャリアをスタートさせた当時の時代背景、
そして「12ヒーラーズ」のレメディについて書かれた章を
読んでいきます。
詳細はこちらをご覧ください。>>