ケルトの祝祭「ベルティネ」とフラワーエッセンス

先日、ケルトの祝祭のワークショップが終わりました
(主催 mahina pharmacy)。

今回は2月1日の「インボルク」に続く第2回目。
5月1日、夏の到来を祝う
ベルティネ」の会でした。

厳しい冬の寒さを生き抜くケルトの人々が
闇の季節をくぐり抜け
「光の半年」の始まりを祝うタイミングが
ベルティネです。

ケルト暦は、
日本の暦とよく似ています。

同じ農耕民族で
太陽と月の運行をもとにした
太陰太陽暦を
採用していました。

5月1日、ケルト暦で夏の到来を祝うころ、
日本では
5月5日の立夏から夏が始まります。

ケルトのベルティネ祭を辿ると、
寒い地方に生きる人々が
夏の始まりを喜び、
豊穣と健康を祈り、
命を紡ごうとした
熱い気持ちが伝わってきます。

現代では
5月1日のメーデーは
賃上げを要求する、
とても現実的な日ですが、

その昔ケルトの人々は
前夜に神聖な森に入り、
1本の高木を選んで
その木の枝葉に花を飾りました。

そして、選んだ高木を森から運び出し、
村の広場に
「5月の柱、メイポール」として立てて、
夏の到来を祝ったそうです。

5月1日のころは
ちょうど夏至に向かって
陽光が強さを増してゆく時です。

太陽の熱と光は、
作物と家畜の成長に不可欠なもの。
人間にとっては
次の冬に備えて収穫するために
健康と治癒になくてはならないものでした。

ベルティネでは火を燃やし、
強さを増す太陽に祈りを捧げましたが、
それ以前は
月の女神や水を崇めていた、
という説があります。

一説では、
太陽(火)の到来を祝うと同時に、
聖水や泉にも祈りを捧げていたと
言われています。

ケルトでは
陰と陽(光と闇、太陽と月、火と水)は
対立し反発し合うものではなく、
互いの要素を含みながら
動的に関連しあっている、と
捉えられていたことは
暦からも感じられます。

ベルティネはちょうど、
闇の半年から光の半年に
転じる重要な節目でした。

ケルトの魅力の一つは、
陰陽も含め、何も固定的に考えず、
変化し続ける、動的、情熱的で、
自由なスピリットなのかもしれません。

陰と陽、
ネガティブとポジティブは
別のものではなく一つのもので、
互いに関連し合いバランスを取りながら、
ダイナミックに変化し続ける、という捉え方は
普遍的な古代の教えにもつながります。

そして、その要素を
実はフラワーエッセンスも持っています。

心のネガティブ(不調和な状態)は
常にポジティブ(調和の取れた状態)の可能性を
示しています。

ネガティブは一見良くないように見えますが、
それがきっかけとなって
自分の心と仲良くなる(調和する)方向へと
変化してゆくことができます。

フラワーエッセンスは
そのような、
心の不調和を目印に
心を整えて、
自分らしい変化をしてゆくための
後押しです。

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バッチ・フラワーエッセンスは
おもにイギリスに自生する植物の
満開の花と
湧いたばかりの新鮮な水を使い、
自然界の四大元素を生かして
作られています。

約80年前に英国人医師
エドワード・バッチ博士によって
開発されて以来、
英国王室や欧米の
セレブリティも愛用する
ヒーリング・アイテムです。

こころを整え、
すこやかな毎日へと促すだけでなく、
私たちが変化し
成長していくために必要となる力
(理解力や受容力、行動力など)を高め、
前に進むサポートになります。

今の不安定になりがちな状況にも、
力強い後押しとなります。

自分の内にある本来の力を
発揮できるようにうながします。

太陽の力が増す時は、
意識や意志の力、行動力が活発になります。

交感神経が活発になりすぎるような時も
フラワーエッセンスは
心を落ち着け、
能動性(行動力、意志の力)と
受容性(情報を受け取り全体を見通す力)の
バランスを整えるサポートとして
働きかけます。

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