スミレ色のいろいろ

同じスミレの花ですが、
地域によって
微妙にその色合いが違いました。
興味深いのでご紹介します。

日本のスミレ色

西洋のバイオレット色

中国の羅蘭紫はこちらです。

日本のすみれ色は
着物にこの色合いを
見たことがあるように思いますし、

バイオレット色は
西洋の絵画を連想します。

中国の羅蘭紫色は
日本の伝統色にも通じる色という気がします。
古来中国からの影響がうかがえます。

万葉集で歌われていた、
ヤマブキの咲いている野に
スミレの花も満開に咲いている様子を思い起こすと、>>

黄色と青紫色は補色の関係にあるので
そのコントラストが
雨に濡れてさらに印象深く
映ったのでしょう。

ヤマブキとスミレが咲く光景は
今でもどこかにありそうです。
この状況が落ち着いたら、
ぜひ見に行ってみたいと思います。

コロナ禍でも
自然界はいつもと変わらず巡っています。
まだ寒い最中ですが、
暦の上では
もうすぐ春の到来です。

どうぞご自愛ください。

参考:『花の色図鑑』福田邦夫 講談社

〜・*〜・*〜・*〜・*〜・*〜・*

春の始まりの祝祭から始まる
ケルトのワークショップ
「暮らしに役立つケルトの知恵2」

そのほかのワークショップ

関連記事

  1. 春爛漫の小さな花たち

  2. 花の香りのちから

  3. 3月になって

  4. 5月になりました

  5. 原種シクラメンとの出会い

  6. 「ゴース」ケルトの守護樹とバッチフラワー

  7. ケルトの新年、サウィンの守護樹「リンボク」

  8. ラナンキュラスの花びらとバターカップ