同じスミレの花ですが、
地域によって
微妙にその色合いが違いました。
興味深いのでご紹介します。
日本のスミレ色
西洋のバイオレット色
中国の羅蘭紫はこちらです。
日本のすみれ色は
着物にこの色合いを
見たことがあるように思いますし、
バイオレット色は
西洋の絵画を連想します。
中国の羅蘭紫色は
日本の伝統色にも通じる色という気がします。
古来中国からの影響がうかがえます。
万葉集で歌われていた、
ヤマブキの咲いている野に
スミレの花も満開に咲いている様子を思い起こすと、>>
黄色と青紫色は補色の関係にあるので
そのコントラストが
雨に濡れてさらに印象深く
映ったのでしょう。
ヤマブキとスミレが咲く光景は
今でもどこかにありそうです。
この状況が落ち着いたら、
ぜひ見に行ってみたいと思います。
コロナ禍でも
自然界はいつもと変わらず巡っています。
まだ寒い最中ですが、
暦の上では
もうすぐ春の到来です。
どうぞご自愛ください。
参考:『花の色図鑑』福田邦夫 講談社
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