先日のこと。
オオデマリという
花に出会いました。
一見、小さな紫陽花のように見えました。
今年は全体的に開花が早いので、
もう紫陽花、アナベルまで
咲き始めたのかと思ったのです。
紫陽花(アナベル)
けれどもそれはアナベルではなく、
オオデマリでした。
名前の似ている、
春に咲くコデマリの
優雅さには毎年
心惹かれますが、
コデマリ
これまでオオデマリという花を
意識したことはありませんでした。
コデマリとオオデマリを調べてみると
植物の分類学上の関連はありませんでした。
コデマリは
バラ科/シモツケ属(Spiraea cantoniensis)。
原産は中国南東部で、
鈴懸(スズカケ)、手毬花(テマリバナ)という別名があります。
枝が垂れているので、全体の印象はユキヤナギに似ています。
開花は4〜5月
オオデマリは
レンプクソウ科/カマズミ属(Viburnum plicatum f. plicatum)。
日本原産の園芸種で、
中国、台湾に自生するヤブデマリを改良した品種とのこと。
別名は手毬花(テマリバナ)、ジャパニーズスノーボール。
開花は4〜6月です。
紫陽花のアナベルは
アジサイ科アジサイ属(Hydrangea arborescens ‘Annabelle’)。
原産は北アメリカ東部で、
この地域に自生するアメリカノリノキ(Hydrangea arborescens)の変種を
品種化したアジサイだそうです。
興味深いのは、もともと園芸品種として改良されたものではなく、
野生のアジサイの変種をオランダで改良して「アナベル」が生まれたこと。
アナベルは梅雨の鬱陶しさを
吹き飛ばす清々しさを届けてくれる大好きな花。
開花は5月下旬〜8月。もうすぐですね。
白い花はいつも
清々しさと清らかさを感じさせてくれます。
どんなに気持ちがダウンしている時も
心のモヤモヤを一掃して
引き上げてくれます。
花が咲き乱れる幸せな季節。
緊張感もありますが、
うまく気持ちを整えてゆきたいものです。
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バッチフラワーにも
白い花は多くあります。
初春に真っ先に咲く
チェリー・プラム、
ちょうど今が満開の
スター・オブ・ベツレヘム、
これから
オリーブ、
ホリー、
クラブアップル、
ホワイト・チェストナットが
咲き始めます。
クラブ・アップル
そうして夏の真っ盛りの時期に
クレマチスが
開花します。
どの花も白い花は、
心を清めて引き上げてくれます。
とても楽しみにな花の巡りです。