神戸の魅力に触れる旅2

翌日は六甲高山植物園へ。
11月末から3月まで閉館になるので、
10月のうちにぜひ訪れたいと思っていました。

お天気にも恵まれ、
暖かい日差しの中で
園内を巡ることができました。

「花は少ないかもしれない」と
思っていましたが、意外に多く咲いていました。

園内に入るとすぐにバッチフラワーの近縁種、
ツリフネソウに出会い、大興奮。
リンドウも咲いていました。

ツリフネソウはインパチェンスの近縁種、
リンドウはゲンチアンの近縁種です。

ツリフネソウが花とつぼみとたねを同時につけ、
さやを飛ばす様子も直接見ることができ、
急いで生きるこの植物の、
爆発するような「火」の要素を実感しました。

水の近くの湿った場所があれば
必ずツリフネソウが群生していて
旺盛な繁殖力を見せていました。

園内を進むとロック・ガーデンがあり、
そこにはリンドウが育っていました。

バッチフラワーのゲンチアンとは
少しジェスチャーが違っていて、
10〜20cmの細い茎が伸び、
ひょろっとしていました。

花の色も、バッチフラワーのゲンチアンよりも
濃い紫色でしたが、この種が
高地で紫色の花を咲かせる様子には
高い視点と意識をもって物事の流れを信頼し、
すべきことをやり遂げる
調和の取れた状態を感じ取ることができます。

日当たりの良い場所で
太陽の光を一身に浴び、
一番上の花が開いていました。
これから順番に下の花が咲いていくので、
もうしばらくこの花を楽しむことができそうです。

そのほかにも、
紫色のノコンギク、ヤマトリカブトが満開で、
白いダイモンジソウ、ジンジソウ、キクの類、
小さな原種のシクラメンなどが咲いていました。

 

紅葉も少しはじまっていて、
イヌブナの葉が美しい黄色に染まっていました。

この後、植物園に育つブナやマツ、カラマツの実を材料にリースを作りました。
このお話はまたあらためて。

さまざまなかたちで植物と触れ合えた幸せな時間でした。

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