Plant Loverの宝もの

彼女の激励と内助がなかったら..

牧野先生の植物一筋の人生には
何人もの支援者がいたそうです。

その一番は
経済的な苦しさの中で
先生を励まし
内助の功を尽くされた夫人でした。

牧野先生は笹の新種に
婦人の名前をとって
「すえこざさ」と名づけました。

私が終生植物の研究に
身を委ねることの出来たのは
何といっても、亡妻寿衛子(すえこ)の
お蔭が多分にあり、
彼女のこの大きな激励と内助がなかったら、
私は困難な生活の上で
行き詰まって仕舞ったか、
あるいは止むを得ず
商売換えでもしていたかも知れませんが、
今日思い返して見ても
よくもあんな貧乏生活の中で
専ら植物にのみ熱中して
研究ができたものだと、
われながら不思議になることがあります。
それほど妻は私に尽くしてくれたのです。


寿衛子
は平常、私のことを
”まるで道楽息子を一人抱えているようだ”と
よく冗談にいっていましたが、
それはほんとうに
内心そう思っていたのでしょう」


(『牧野富太郎 植物博士の人生図鑑』平凡社より)

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