桃の節句も過ぎて
すっかり春らしくなってきました。
花屋さんの店先には
黄色やピンク色の花を中心に
色とりどりの花が並んでいます。
色の名前には
植物にちなんだ
ものが数多くあります。
その中で
春の花に由来する色は
ピンク色が多く
黄色系の色は
春から初夏にかけて咲く花の名前が
多いようです。
昔の人が
植物を食用、薬用、染色など、
物理的に役立てる一方で、
精神的にも
花を愛し、親しんでいたことは
現代の私たちにも通じます。
色の名前から
植物の花や葉の様子を
想像できるのは
楽しいものです。
春に咲くピンク色の花では、
まず1~3月に開花する紅梅があります。
ちなむ「紅梅色」(こうばいいろ)は
こんなやわらかい赤色です。
そして3~4月に咲く
桜の花の色は「桜色」。
ほんのり紫の入った薄い赤色です。
桃の花の色は「桃色」。
こちらもやわらかい赤色です。
ピンク色は、
赤と白の混ざった
やわらかな色ですが、
「ピンク」は
ナデシコ(pink)に由来しています。
一説では16世紀頃から
色の名前として使われるように
なったとのこと。
カメリア(椿)・ピンク、
コスモス・ピンク、
ダフニー(沈丁花)・ピンク、
フロックス(phlox)・ピンクをはじめ、
花にちなんだ色名が
多くつけられています。
英語のピンク(ナデシコ)色と
日本の撫子(なでしこ)色とは
微妙に異なっています。
日本でピンク色の花が
親しまれるようになったのは、
平安時代(794~1185年)になってから。
詩歌に多く取り上げられるようになりました。
それ以前の万葉集の時代では
赤い花を取り上げた作品が
多いそうです。
背景に中国の影響もあるようですが、
花に対する感覚や
とらえ方にも
時代性や地域性、国民性が感じられ、
とても興味深いですね。
関東は
紅梅の時季がそろそろ終わり、
桃、桜(ソメイヨシノ)の季節へと
移っていきます。
さまざまなピンク色を
楽しめる春。
不安なこともありますが、
できるケアを万全に、
こころ健やかに過ごしましょう。
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バッチ・フラワーエッセンスは
おもにイギリスに自生する植物の
満開の花と
湧いたばかりの新鮮な水を使い、
自然界の四大元素を生かして
作られています。
約80年前に英国人医師
エドワード・バッチ博士によって
開発されて以来、
英国王室や欧米の
セレブリティも愛用する
ヒーリング・アイテムです。
こころを整え、
すこやかな毎日へと促すだけでなく、
私たちが変化し
成長していくために必要となる力
(理解力や受容力、行動力など)を高め、
前に進むサポートになります。
■新読書会
3月15日/Web 22日(日)
いずれも13:00~17:00(途中休憩あり)
「自由への探求~その先のバッチ・フラワーエッセンス(part 3 第2回)」
【セカンド19
(第1部)周囲とのかかわり】
p.223 第15章「影響を受けて」
クラブ・アップル、ウォールナット、ホリー
・花のかたちと数※
※一部次回に繰り越される可能性があります。
◇使用テキスト
ジュリアン・バーナード著/編
『バッチのフラワーレメディー 植物のかたちとはたらき』
◇参考図書
『バッチフラワー 内なるエッセンス』
『エドワード・バッチ著作集』