ケルト暦の季節の花:エルダー1

 

ケルトの暦で

今は13番目の月。

この月の聖樹は

エルダーです。

エルダーの花は

クリーム色がかった

白色をしています。

白色は黄色と並んで

光を象徴する色。

そして花のかたちには

五角形の星型が見られます。

エルダーは満開になると、

無数の星で輝きます。

星の五角形は、

バッチフラワーの

クラブ・アップルや

ワイルド・ローズなどの花にも

見られます。

これらの花は、

空に8年をかけて

五角形の星形を描く

金星(ヴィーナス)と、

ギリシャ神話の

愛と美の女神、

アフロディテ(ヴィーナス)と

結び付けられています。

エルダーも同様に

ケルトや北欧の言い伝えで、

女神とかかわりの深い木です。

花は

さまざまな部分に

「5」の数を含んでいます。

花弁だけでなく、

黄色の雄しべも5本、

裏側の緑色のがく片も5枚です。

花の裏から緑色の星型が

花を支えています。

花房にも5本の花柄があり

花柄も5本の側枝から伸びています。

「5」は

自然界の調和を

象徴する数。

花のあらゆる部分が

5に関係しているのは

とても興味深いこと。

(花によって

3のリズムを持つものや

4のリズムを持つものもあります。)

この木は

自然界の調和を象徴するだけでなく、

みずからも調和の一部として

5(調和)に関わるリズムで

情報を発信し、

世界と交流しているのでしょう。

まだ冬の初めなのに、

エルダーの花の咲く夏が

楽しみになっています。

古代ケルトの人も

冬至に向かう寒さの厳しい時に

光あふれるエルダーの花の季節を

思い出し、

希望を持ち続けようと

したのかもしれません。

エルダーは死と再生のシンボルでした。

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