悲しみと新たなスタートを象徴する花

スカビオサ
(セイヨウマツムシソウ)も
今開花していますね。

花屋さんの店頭には
涼しげなスカビオサが
並んでいます。

この花も
初夏から秋
(6月から10月ごろ)まで
長い花期を持っています。

色は
ピンクや白など多様ですが、
紫色が一般的のようです。

花によって
濃淡はありますが、
紫系の色は
涼しさや落ち着き、
優しさやシックな印象を
与えてくれます。

紫色は
チャクラで言えば、
第7チャクラに通じる
高い意識とのつながりを
象徴する色ととらえられ、

日本では聖徳太子が
冠位十二階を定めた時
最上位は紫色の服を
まとったと言われる
神聖な色です。

けれども西欧では
「悲しみ」を
象徴する色でも
ありました。

それはギリシャ神話の
太陽神アポロンと
恋人の美少年
ヒュアキントスの
物語に由来しています。

二人を嫉妬した
西風の神
ゼビュロスは、

二人が
円盤投げをして
遊んでいた時に
強い西風を吹かせ、

ヒュアキントスに
怪我をさせ

彼は命を落として
しまいました。

アポロンは
悲嘆に暮れ、

ヒュアキントスの
流した血から
紫色のヒアシンスが
生まれと伝えられています。

そして、紫色は
「悲しみ」の色に
なったそうです。

このような話から
紫色のスカビオサには
「不幸」
「私は全てを失った」などの
花言葉が
つけられています。

けれど、黄色の
スカビオサには、

「新たなスタート」
「再起」という花言葉が
あります。

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それは、
黄色の花を
咲かせる種類は
多年草で、

毎年力強く
開花することや、

黄色が元気を
象徴することに
由来するとのこと。

また、この花の形は
中心が盛り上がって
こんもりと丸くなっていて、

めしべが
針山に刺した
針のように
見えることから

英語圏では
「ピンクッション・フラワー」と
呼ばれています。

 

花の色や形は
遠いはるか昔から
私たちの想像力を
豊かに広げ、
意識を引き上げて
くれているのを
この花からも感じます。

花はおそらく
有史以前から
人を元気づけ、
希望を与え
心を引き上げ続けて
くれているのでしょう。

花と触れ合う喜びを
豊かに受け取って
生きたいですね。

お元気でお過ごしください。

🌸・✨・☘️・✨・

植物の形や色、生き方は
人間の感情と対応していると
いう考え方があります。

たとえば、
紫色の花は
高い意識を象徴し、
やるべきことや
生きる目的を
はっきり理解している
心理状態を象徴し、

黄色は太陽に通じる
光の色で、
元気ややる気、
希望や行動力と
結びつきます。

植物も含め、
見えるものの背後には
見えない意図がある、という
古代からの考え方が
ここにも表れています。

その植物と人間の
心理状態との結びつきを
深く考察している本
『バッチのフラワーレメディー
植物のかたちとはたらき』

(ジュリアン・バーナード、
英国f.r.p. 発行)を読む会を
毎月行っています。

植物の示す形や姿が
どう人間の心理状態と
結びつくのかを
本を読みながら、
ご一緒に考察しています。

フラワーエッセンスに
ご興味お持ちの方、
学ばれた方はもちろん、

エッセンスをご存知ない、
植物の生命力や神秘、知恵について
関心をお持ちの方にも
興味深い内容です。

ピンと来られた方、
ぜひ詳細をご覧ください。

次回は8月25日(日)
13:30〜16:30

アーカイブでのご参加も
2週間ご視聴いただけます。

次回はピンク色の小さな花、
セントーリーや
チベット原産の青い花、
地面を横に広がる
緑の植物などについて
読み進めます。

読書会「バッチ..植物のかたちとはたらき」《12ヒーラーズ》


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