こんな時にこころのサポートを(792)

神戸での立春のワークショップで
皆さんと一緒に私も
エッセンスを選びました。

そのひとつは
スクレランサス」です。
このエッセンスは、
その時の感情や
心理状態をもとにして
選ぶかわりに、
無意識の領域から選びました。

写真やカード、
体の反応など、
無意識からエッセンスを選ぶ場合、

「ただの偶然」である可能性も
ゼロではない一方で、

自分では気づいていない
大切な要素に
気づくきっかけになる場合も
多くあります。

私自身はそのようにして
初期の頃からエッセンスを学び、
理解している「つもり」の
思考や感情を超えて
新しい視点を取り入れながら
自分自身と新しい関係を築くために
エッセンスを活用しました。

自分をどうしても好きになれず、
信頼できなかった自分から
「そんな自分である」ことを始点に
過ごすうちに、
欠点や不調和にしか見えなかった面が
実は可能性も示していることを
少しずつ感じられるようになりました。

バッチ博士の説明を基盤にしながら
無意識の方向からも選び
エッセンスを役立てる時、
そこには多くの可能性が広がります。

その可能性の背景にあるのは
植物の特徴や生き方(ジェスチャー)です。

先日のワークショップで選んだ
スクレランサス」は
2つに1つが選べない時に
決断力をもたらすエッセンスです。

それは大きな決断だけでなく
小さなことも含まれます。

私たちは日々、
意識的にも無意識的にも
行動する前に
2つに1つを選んでいると言えます。

目覚めた後
「起きるのか、起きないのか」から始まり、
何かをする前、必ず「する」と決めたことを
しています。

今とくに大きく迷っていることがない場合、
スクレランサスはどのように働くのか、
自分にどのようなメッセージを
含んでいるのだろうと思いながら
数日を過ごしました。

 

慎重な様子をたとえて
「石橋を叩いて渡る」という言葉があります。

二十代のころ、
親しい友人は私を
「石橋を叩いて渡らない。
時には叩き壊す」と
笑っていました。

当時はすべてに
不安や恐れがあり、
念には念を入れることは
悪いことではない、
という信念のようなものも
あったのでしょう。

年齢を重ねて図太くなったと
思っていましたが、
先日年長の大先輩との会話で
いまだに慎重すぎるくらい
慎重なところがあり、
そのせいで判断や行動が遅れて
自分を消耗させていることに
気づきました。

「慎重さ」と
「自分を信頼すること」の
バランスをとる必要性も
感じました。

スクレランサスは
2つに1つを選ぶサポートですが、
その背景には

自分の中心を定めて
その時に必要で最善な選択が
できるようにうながす、
という点があります。

この植物が
茎を2つに分岐させながら
こんがらがるように
横に広がる様子は、
物事を低い視点でとらえて
混乱した状態につながりますが、

バッチのフラワーレメディー
植物のかたちとはたらき』には
スクレランサスが根元でひとつにまとまり
1本の根を地中に伸ばしている
様子がイラストで描かれています(p.117)。

緑はハートの色。
ハートを中心に
大地としっかりと縦のラインで繋がる時
自分の中心軸はまっすぐに天へと
伸びるでしょう。

ハートを中心に
天と地に繋がる縦のラインは、
高い視点で物事をとらえて
明晰に判断し現実に取り組む力を
象徴しています。

シーソーの中心の支点のように
どちらを決断しても
自分に中心の軸があり、

たとえ、どちらかに揺れることがあったとしても
またその中心に戻って選択すればよいのだと
スクレランサスは教えてくれているようです。

そうして今回の場合で言えば、
「慎重さ」と「自分を信頼すること」を
要所で選びバランスをとりながら、
「自分を信頼し、慎重に(ていねいに)進める」ことを
後押ししてくれるように感じています。

春先は心身ともに
不安定になりがちですが、
春の息吹もたしかに感じられますね。
どうぞお元気でお過ごしください。

 

🌕今後のワークショップの予定🌕

・3月19日(火)19:00〜21:00
「春分から始まる
バッチフラワーことはじめ」
〜ケルトの視点を入り口に〜
(全4回)

・3月22日(土)10:00〜12:00
「ストレスを抱える女性のための
フラワーエッセンス体験ワークショップ」

🌕詳細は後日、お知らせいたします🌕

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