再びディオール展へ

少し前のこと。
「ディオール展」を再訪しました。

自分にとって
美術館は、
教会や寺院に似ています。

安全で静寂で
神聖な雰囲気
(高い領域の氣)に
包まれることのできる場所。

内奥の聖なるエッセンスが発動し、
生きる喜びや感謝が
自然と湧いてくるように感じます。

視点を高く持って
すべてを肯定できるような場所です。

その日は
開館時間を少し過ぎて
入場しました。

1月に比べると
人はかなり多かったので、

「静寂な空間」とは
言えないのですが、

それでも、自然と
心の静かな領域に繋がり、
心身ともに引き上げられるのを
感じました。

そこは、
女子の永遠の
夢や憧れの世界
というだけでなく、

美しい創造性や
インスピレーションに
満ちています。

それぞれの作品が
空間に特別なエッセンスをもたらし、
見る人の体感や意識を変えるのです。

いくつもの素晴らしい
展示室のなかで、

今回も一番印象に残ったのは
「白い空間」でした。

そこには
純白の生地で縫われた
ドレスの試作品(トワル)が
多数展示されています。

デザインを形にする
職人さんの技術には
感嘆するばかりです。

ここは壁や床も真っ白で、
場所全体が
白い洞窟のように、
見る人を包みます。

この時の感覚を
思い返してみると、

たとえば
純白のスター・オブ・ベツレヘムが
群生する場所に身を置いた時の
感覚にも似た要素が
あるように感じます。

もちろん、
室内と屋外では
光や空気の質、
空間の広がりなど、
まったく違う体験なのですが、

どちらも確実に
内なるエッセンスが
引き上げられます。

色や形の影響もあるでしょう。

人間が創り出すものは
すべて自然からヒントを
得ていると言われます。

虹の7色は
陽光の中にすべて含まれ、

かたち(デザイン)は
自然界の植物や生き物、
現象などの中に見られます。

アートに触れて
強く感じ入る時、

その作品が含む
自然の造形や息吹にも、

私たちは無意識に
感応しているのかもしれません。

ディオールは幼少期、
母親の愛する庭で
たくさんの草花や木々に
囲まれて育ったと言われています。

彼のデザインの源泉の多くに
緑の木々や植物があるとのこと。

それは、後を引き継いだ
名だたるデザイナーの作品にも
大切に生かされていました。

願わくば、この展覧会が
巡回を終えた後、

どこか「記念館」のような場所で
公開され続けますように…

そんな願いが湧いています。

それがディオールの
パリ近郊の別荘だったら素敵、と
妄想はふくらみます。

あの空間が
世界のどこかにあると
思うだけで、
元気になれる気がしています。

 

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