約100年前のイギリスに、ひとりの医師がいました。
彼の名は、エドワード・バッチ。
当時の医学は体の病気を治すことに重点が置かれ、
心の痛みや不安は後まわしにされがちでした。
けれどバッチ博士は、人の心の状態こそが
健康や回復の鍵だと考えました。
博士は答えを、研究室ではなく
自然の中に探しに出ました。
草原や森を歩き、
植物や咲く花をよく調べ、
人の心を感じながら、
心を癒す方法を模索し続けました。
やがて、花の力を水に「写す」という
とてもシンプルな方法にたどり着きます。
それが、今も世界中で使われている
フラワーエッセンスのはじまりです。
博士の願いはひとつ。
「誰もが、自分の心を自分で癒せるように」
自然を歩く一方で、
現実の医学界や患者さんに向き合い、
人の本質的な魂の力を
深く信じていた博士の姿は、
100年後の今を生きる私たちにも
変わらぬ力を与えてくれます。
博士のフラワーエッセンス発見の物語は、
花や草だけでなく、
木々との関わりへと広がっていきました。