50代、“幸せ探し”をやめたとき、初めて出会った幸せ

「もっと幸せにならなきゃ」
「もっと理想に近づかなきゃ」——

気づけば、子どもの頃からずっと、そう思って生きていました。
そして、自分なりにがんばってきた数十年。

さまざまな体験や、フラワーエッセンスとの出会いを経て、
50代を過ぎ、60代になった今。

ようやく実感できるようになってきたのは、
幸せは「どこかに探しに行く」ものではなく、
すでに自分のまわりや内側に、たくさんあったのだということ——

これは、そんな気づきに至るまでの、私自身の歩みです。

「がんばってきたのに、なぜか苦しい」

幼い頃から、
「もっと幸せに」「もっと私らしく」
そう願いながらも、どうすればよいかわからずにいました。

人間関係では、うまくいかないことの連続。
仲間に入れなかったり、
断れずに我慢し続けた結果、感情が爆発してしまったり、
誤解されたり——

傷ついたり、傷つけたりしながら、
自己嫌悪と自信のなさを抱えて、
また「がんばる」を繰り返していました。

幸せになりたいのに、なぜか苦しくなる。
その理由を、本当の意味で受け入れられたのは、50代になってからでした。

 

「理想の自分」になれば、傷つかないと思っていた

もう、傷つきたくない——
そんな気持ちから、「理想の自分」を目指していました。

明るくて、誰からも好かれて、おおらかでにこにこしていて、
聡明で、仕事もできる“素敵な私”。
そうなれば、きっと何も起こらない。誰にも嫌われない。

でも本当は、「そうでなければ好かれない」「安全ではない」
そう思い込んでいたのかもしれません。

そして30代半ば。
がんばっていた自分が、あるとき崩れ落ちました。

素敵な人たちに囲まれて、楽しんでいるはずなのに、
どこかで比べては落ち込んで、
「やっぱり私はダメだな」と、がっかりしてばかり。

自分の「良いところ」を見つけたくて、
本を読み、人に相談し、あれこれ答えを探しても——
見つけられなかった。

理想の「自分らしさ」を外の世界に求めすぎて、
逆に、心はますます不安になっていったのです。

“本当の自分”から、どんどん離れていったように思います。

 



「もう探すのはやめよう」そう思った日

苦しくて、どうしていいかわからなかった日々。

ある日、ふと
「もう、探すのはやめよう」
そう思いました。

良くても悪くても、うまくいってもいかなくても、
「自由に感じる」ことを、自分に許してみようと。

そして始めたのが、「小さな幸せ」を見つけることでした。

それまで、「悪い」ことばかりに目がいっていたので、
なかなか見つからない。まるで、宝もの探しのようでした。

その頃、「フラワーエッセンス」という、
花の波動水を飲む自然療法にも出会いました。

「屋根のある場所で眠れて、着るもの・食べるものがあるだけで感謝すべき」
そうわかっていたのに、不安や不満でいっぱいだった私。

そんな自分を、「ダメ」と決めつけていました。

でも、日々の中にある、もっと身近なことに目を向けてみると——
小さな幸せは、たくさん、そこにありました。

朝起きて、晴れていれば、それだけで気分がよく、
どこかへ出かけるなら、歩ける身体があること、交通機関があることに感謝できた。

花が咲いていれば、その美しさに、
風が吹けば、その心地よさに、
ほんの一瞬、幸せを感じることができた。

言葉にすれば、本当に些細なことです。

でも、理想に足りないマイナスばかりを見ていた視点から、
少しずつ、小さなプラスの光が、目に入るようになっていきました。

気づけば、呼吸が深くなり、体が緩み、
眠りも少しずつ、穏やかになっていきました。

 

自分に「OK」と言えるようになると、
少しずつ、変わっていった

ダメ出しばかりしていた日々。

でも、視点がほんの少しでもプラスに向くようになると、
気持ちも自然と明るくなっていきました。

不器用な自分、うまくできない自分にも、
「仕方ないね」と笑って言えるようになってきた。

完璧でなくてもいい。
できることにも、できないことにも、
それが、その時の自分なりの「ベスト」だったと認められるようになる。

反省しても、いつまでも罪悪感を持ち続けなくなった。

理想を追い続けるよりも、
今の自分に、小さく「いいね」と言えるようになる——

そんな積み重ねが、
ほんの少しずつ、自信につながっていきました。

自分を信じることを「自信」と言うなら、
それは、外側から得るものではなくて、
内側から静かに湧いてくるもの。

そう思えるようになっていったのです。

 

幸せは「ある」。自分の中に、日々の中に。

今でも、うっかり失敗することはあります。たくさんあります。

でも、落ち込みすぎず、復活が早くなりました。
そして、昔のように、同じ記憶に何度も傷つくことはなくなりました。

苦い経験も、悲しい記憶も、すべてが自分の一部。
そう思えるようになってから、
私はようやく「日々の幸せ」を受け取れるようになってきた気がしています。

幸せは、「探す」ものではなく、そこに「ある」もの。

自分の幸せは、他の誰かが与えてくれるものではなくて、
自分で、自分のペースで、見つけていける。

それはまるで——
地上に生きる植物、花や木が、
季節のめぐりの中で、芽を出し、開花し、落葉していくように。

私たちにも、そんな自然なリズムがあるのかもしれません。

 

おわりに

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

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