情熱の花? 受難の花

この暑い盛りは
トケイソウの季節でもあります。

この花に出会うと
その不思議な形を前に
素通りできず、
立ち止まって
じっと見てしまいます。

ハーブの
パッションフラワーとしても
知られている
中南米原産の花。

● ふしぎな花の作り

白い花びらに見える部分は、
5枚の花弁と5枚のガクで、

その上の糸状の部分は
「副花冠」と呼ばれ、
4列あるとのこと。

(雌しべの根元に沿う
中心部に1列と
その外側に短いもの1列、
その周りに長いものが2列、
100本以上もあるそうです。)

副花冠の上には、
黄色の葯を持つ
5本の雄しべと、

その上に
紫色の3本に分かれた
雌しべという立体的な
形をしています。

こんな精巧なつくりの
花なのに、
なんと一日花とのこと。

自然とは時に
こんなに潔いものなのかと
驚きます。

● 英名「パッションフラワー」の意味

単純に「情熱の花」の意味かと
思いますが、
実はまったく別の由来があります。

この「パッション Passion」は
「情熱」ではなく
「キリストの受難」を意味しています。

16世紀に中南米に派遣された
イエズス会の宣教師らが
この花を
「アッシジの聖フランチェスコが
夢に見た十字架上の花」と信じ、
布教に利用したというのです。

宣教師が捉えた
この花のジェスチャーも
興味深いと思いました。

花の各部位を
キリスト教の
重要な存在と
結びつけています。

花の子房柱は「十字架」を、

3つに分裂した
雌しべは「釘」を表し、

副冠は「茨の冠」、

5枚ずつある花弁と萼は
「10人の使徒」を、

そして、
巻きひげは「ムチ」を、

葉は、
「槍」の形に
結び付けられました。

 

● パッションフラワーの薬効

ハーブとしてもとても有用で、
「アメリカの先住民は、
全草を腫れものや目の痛みの
治療に用い、
根を総合強壮剤に用いた」と
言われています。

葉は、
習慣性やうつ状態を
伴わない鎮静剤として、
不眠や不安に用いられ、

動悸を防ぎ、

血圧を下げることに
使われるそうです。

他にも
神経性の不調を改善したり、
湿布してやけどや
皮膚の炎症を
鎮めるなどの効用があります。

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トケイソウの花に
象徴されるように、

モノゴトは
見る人によって
さまざまに捉えられることを
実感します。

花を自由に感じるのは
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