2024年 暮らしに役立つケルトの知恵5

今年もケルトの自然観や植物信仰を
現代の私たちの暮らしに生かすことをテーマに
ワークショップをさせていただきます。

ケルトの文化や植物を
暮らしに役立てることに
ご興味お持ちの方、
どうぞ以下の詳細を読み進めてみてください。

主催者 mahina pharmacyさんのページから
転載いたします。

===============================

2024年 暮らしに役立つケルトの知恵5(全4回)
〜ケルトの季節の祝祭と植物信仰を学んで生かす〜

音楽やダンス、デザインなどで知られるケルト。
西洋の植物療法とも縁の深い古代ケルトの知恵を暮らしに役立てるヒントを実際に体験し、季節を通して日常に生かしていくプログラムです。

ヨーロッパの文化の根底には古代のケルト文化が流れていると言われます。ケルトの人々は私たちと同じ農耕(牧畜)民族であり、自然をうやまう自然信仰や一年のめぐりを数える暦に共通の要素が見られます。一年の中で季節の始まりと太陽の巡りの節目には、豊かな収穫を願い、自然の神に祈る祭りを行いました。

このワークショップでは太陽のサイクルでの節目(春分、夏至、秋分、冬至)と季節の祝祭をテーマに、日本の私たちにも通じるケルトの自然観や「いのち」のとらえ方、 暦や自然をつかさどる見えない存在(神々や妖精)にも触れながら、ケルトの人々が暦と関連づけた植物を実際に暮らしに生かす方法を学び、手仕事を行います。

2024年も「4つの季節祭」をおもに神話と植物信仰の面からたどります。ケルトには、すべては光から闇へ、闇から光へとダイナミックに変化し続ける、という世界観がありました。季節祭では大地と光の神に感謝と祈りを捧げ、自然界の植物を、清めや守護、導きにして森で儀式を行い、闇を乗り越える強さを得たと言われています。森は、神官・ドルイドにとって神の声を聞く神聖な場所であり、人々にとっては暮らしに欠かせない場所、また心のよりどころでもありました。

ケルトの季節祭は、日本の暦での四季の始まり—立春、立夏、立秋、立冬—とほぼ同時期に行われます。日本との親和性も感じながら、生命の循環、光と闇を視野に入れた日々の暮らしや神々との結びつき、植物信仰について学び、手仕事を行います。季節ごとの手仕事には、ケルトにゆかりの深い植物を含むバッチフラワーエッセンスも取り入れます。手仕事で作られたオイルやスプレーとお茶は、日本で生きる私たちにとって、日本での季節の変化に呼吸を合わすようにこころとからだを整えるサポートとして集中的に使っていただくことができます。近年、季節を越えるのはとても厳しく力がかかります。季節の変わり目にケルトの学びと心身に役立つオイルやお茶を使って、季節を迎えることを慈しみ楽しんで軽やかに一年を過ごしていく機会にしていただけると嬉しいです。

早期にお申し込み下さった方には、ケルト文様のチャームをプレゼントいたします。お早めのお申し込みをお待ちしております。

 

< ワークショップスケジュール >
2024年1月スタート 季節の始まりの祝祭

春/インボルク:光の女神ブリガンティア
夏/ベルティネ:太陽の男神ベレヌス
秋・収穫祭/ルーナサ:光の男神ルー
冬・新年祭/サウィン:異界との交流
全4回連続クラス

第一回 春の祝祭/インボルク
1月31日(水)「光の女神とのつながりを新たにする」
キーワード:光の兆し、新しい始まり、聖樹:ローワン(ナナカマド)

第1回目では、ケルトの基本的な情報を踏まえて春のはじめの祝祭をたどります。ケルトの人々はひとつの国としてまとまらず、部族ごとに暮らしていました。記録する文字を持たず口で伝えられたため、地域や時代、研究者によってさまざまな説があります。このクラスではおもにアイルランドに残る遺跡や記録(5世紀以降、キリスト教の伝道師が人々から聞いたことを文字に残しました)を基礎に研究された書籍を参考にお話します。

ケルトの人々の自然観は一年の暦にも表れています。一説では一年を13の月に分け、各月には守護樹があてられていました。その樹木には、ハーブ療法やバッチフラワーエッセンスの樹種も多く含まれています。そのような興味深い点も踏まえ、暦と守護樹を概観し、光の季節の始まりの祝祭についてご一緒にたどりながら、ケルトの人々の知恵を今の私たちの暮らしに生かして手仕事を行います。

インボルクは厳しい冬がやっと終わり春の兆しがみえるころ、人々のいのちを支える農耕と牧畜が始まる光の到来を祝い、豊穣と健康を女神に祈る祝祭です。

― おもな内容
・ケルトとインド・ヨーロッパ語族
・ケルトの自然信仰と生命観
・生命循環を象徴する暦と木々
・至高の女神ブリガンティアと聖ブリギッドの祭り
・守護樹「ローワン(ナナカマド)」について

― 手仕事「清めのオイル作り」
聖草「よもぎ」で抽出したオイルを中心に精油とご自身のセレクト・エッセンスを使って、冬の停滞を清め、春の本格的な始動に向けて心身を整えるオイルを作ります。

― 立春のお茶・よもぎ
立春は、一年の健康と厄払いの願いを込める季節。古来より、よもぎはその香りが邪気を払い厄を払う魔除けの力があると信じられ、縁起物として重宝されてきました。そして、春は漢方で言うと「肝」の季節、肝臓や自律神経が関係しているので養生をしないと気分が落ち込みやすくなったり疲れやすかったり、目の不調や花粉症などのアレルギー症状が出やすくなります。ヨモギは漢方名「艾葉(がいよう)」と言って、春の気のダメージ、女性性のめぐりの良き働きをする万能の薬草です。よもぎの香りが春の訪れを感じさせ、心から健康になる励ましのある薬草です。

第二回 夏の祝祭/ベルティネ
4月26日(金)「光の半年の始まりを祝う」
キーワード:夏・光の半年の到来、グリーンマン、恋の季節、聖樹:ウィロウ(ヤナギ)

5月1日、今では「メイデー」と呼ばれる日、ケルトでは夏の始まりを祝います。前年の11月1日、サウィンから始まった「闇の半年」がいよいよ終わり、光の半年が始まる日です。森の緑が生き生きと茂る時、人々は太陽の男神ベルヌスに祈りを捧げ、豊穣と健康、そして部族が長く続くために若者の結婚と新しい誕生を願いました。

― おもな内容
・ケルトの暦の光と闇
・太陽の男神ベルヌス
・メイポールと花輪のダンス
・樹木の精霊グリーンマン
・守護樹「ウィロウ(ヤナギ)」について

― 手仕事「女神のオイル作り」
聖樹「ウィロウ」のフラワーエッセンスを含み、カモミール・オイル、精油、ご自身のセレクト・エッセンスを使って、内なる愛を育み、愛を豊かに受け取る受容性(女性性)を高めるオイルを作ります。

― 立夏のお茶・カモミール
カモミールは5月下旬から花が咲き始め、青リンゴに似た芳醇な甘い香りと夏至に向かって太陽の光を浴びて小さな可愛らしい花を咲かせます。古来、クレオパトラが安眠の薬として利用していたなど、古代エジプトや古代ローマの時代から、痛みの鎮静薬、婦人病の薬として、その薬効が活用されていました。月経痛などの女性特有の症状の緩和に用いられていたことから、別名「マザーハーブ」とも呼ばれています。神経質な緊張を和らげ優しさと大らかさをもたらしてくれます。1日の終わりにオイルとお茶で心と体をリラックスさせ心身の穏やかさを誘います。「苦難に耐える」「逆境で生まれる力」という花言葉を持ち、素朴な見た目に反して、耐寒性があり、風雨に耐え、踏まれてもよく育つ生命力の強さを持っています。女性の内なる愛を育み、芯の強さをサポートしてくれます。

第三回 夏の始まり、収穫祭:ルーナサ
7月31日(水)「収穫を祝い、感謝を捧げる」
キーワード:小麦の収穫、太陽神ルーと母なる大地(女神)、聖樹:ホリー(セイヨウヒイラギ)

8月1日、ルーナサは夏の始まりの祝祭であり、おもに小麦の収穫後に行われる収穫祭です。人々はその年の収穫を太陽の光の男神ルーに感謝し、大地の女神に祈りを捧げました。

― おもな内容
・ケルトの神々の物語―太陽神ルーと母、ダーナ神族
・母なるものの祈りと死と再生
・収穫祭の意味合い
・村の知恵者、お婆さん
・守護樹「ホリー(セイヨウヒイラギ)」について

― 手仕事「実りをよび込むスプレー作り」
聖樹「ホリー」のフラワーエッセンスを含み、女性の美をサポートするローズヒップ、精油、ご自身のセレクト・エッセンスを使って太陽に感謝を捧げ、実りを豊かに受け取る後押しとなるスプレーを作ります。

― 立秋のお茶・桑の葉(マルベリー)
東洋医学・中医学では、桑の木は、葉、幹・根っこ、実、すべてが健康の為に使える「神の木」と言われ、桑の木を使って箸や器を作って使うと、長生きできる、とまで言われてきました。夏に、小枝をまるごと収穫して、風通しの良いところで陰干して乾燥させ、煎じてのみます。桑(クワ)とは、バラ目 クワ科 クワ属 マグワの高木の植物です。お蚕様の主食として、日本全国、南信州でも多く育てられ、野生でもみられる落葉高木です。夏の疲れにはミネラルが豊富でノンカフェイン、血糖値も上げにくく、栄養価の高いハーブとして、夏バテや糖の吸収を抑えてくれる健康茶です。マルベリーにビタミンCが豊富なローズヒップでブレンドして夏を乗り切るサポートになります。

第四回 冬・闇の半年の始まり:サウィン
10月30日(水)「冬・闇の半年、新たな一年の始まり」
キーワード:ハロウィン、光と闇と異界、白い女神、聖樹:ブラックソーン(リンボク)

ケルト暦の1年は、11月1日に始まります。この日は、冬の季節と新年の始まりであり、5月1日から始まった光の季節が終わり、闇の半年が始まる日でもありました。この日はこちらの世界と異界との境界がゆるくなり、あちらの世界から亡くなった親族や友人がこちらの世界に帰ってくると信じられていました。戻った存在たちを笑顔でもてなすことで、異界の存在たちから厳しい冬を乗り越える力を得ることができました。サウィンは、人々が命がけで冬を越す覚悟を決める日でもありました。

― おもな内容
・ハロウィンとサウィン
・光と闇ともう一つの世界との関係性
・白い女神の3つの姿
・守護樹「ブラックソーン(リンボク)」、「ホーソーン(サンザシ)」との対比について

― 手仕事「パワーアップ・オイル作り」
聖樹「ホリー」と「チェリー・プラム」のフラワーエッセンスを含み、ローズ、パインの精油とご自身のセレクト・エッセンスで、冬の闇の魔を祓い、乗り越える準備をスムーズにするオイルを作ります。

― 立冬のお茶・エルダーフラワー
エルダーフラワーはイギリスで「庶民の薬箱」と呼ばれて古来より利用され親しみのある有用ハーブです。妖精が住むケルトの魔法の木と信じられ人間世界と魔法世界を繋ぐ、また強力な魔除けの効果をもつ薬樹とされています。猛暑の夏を越えて身体にダメージが出やすい時に、エルダーフラワーの利尿作用、便通を良くする作用、発汗を促す作用、体内に蓄積された毒素を排出するため、むくみ予防にも有効です。発汗作用による解熱効果や、呼吸器系の炎症を抑えたりする効果、気管の粘液分泌を促進させる効果があるため、風邪やインフルエンザ、花粉症などの出やすい陰の季節の免疫をサポートして身体の疲労回復に役立ちます。冬至に向かって心身のサポートに良い働きかけのあるハーブです。

< 開催日時 >
夜のクラス 19:00~21:00

第1回 1月31日(水)《春の祝祭:インボルク》
第2回 4月26日(金)《夏の祝祭:ベルティネ》
第3回 7月31日(水)《秋・収穫祭:ルーナサ》
第4回 10月30日(水)《冬・新年の祝祭:サウィン》

※リアルクラス、オンライン、録画受講をお選びいただけます

< こんな方におすすめです >
古代ケルトに興味がある方
ハーブ療法の源流に興味がある方
植物療法に携わっている方、好きな方(フラワーレメディ、アロマテラピー、ハーブ
ケルトとバッチフラワーの関わりを知りたい方
ハーブを育てている方
ハーブを暮らしに生かしたい方植物が好きな方
太陽と月の巡りを実感したい方
暦からみたケルトと日本の親和性を知りたい方
ケルトの神話や自然信仰に興味のある方
*講座内容に多少の変更が出る可能性もございますのでご了承ください
*配布資料について第1回目の前にpdfで4回分をまとめてお送りします
*クラス終了後に手仕事したオイルや季節のお茶をお送りいたします

< ワークショップ詳細 >
受講方法 リアル(東京下北沢マヒナファーマシー)、オンライン生配信(zoom)・録画
時  間 19:00〜21:00
参加費用 31,000円(税込)

1月16日までにお申し込み下さった方には、ケルト文様のチャームをプレゼントいたします。どの柄が到着するかはどうぞお楽しみに。

※基本的に4回の連続クラスになっております。全クラス参加をお願いいたします
※欠席される場合、録画(視聴期間あり)でご視聴頂きますので、不参加の場合でもご返金は致しかねます。あらかじめご了承くださいませ

< お申し込み方法 >
マヒナファーマシーのオンラインストアからお申し込みください。
https://mahinapharmacy.stores.jp/items/63b8f91d6a2a0a173fb4686f

 

関連記事

  1. ご感想:ワークショップ「アイ・アム・プラント」2021

  2. 今日から11月

  3. 今日の花:シロツメクサ

  4. フラワーエッセンス講座シリーズ

  5. 怖さを知っている人

  6. ポスター講座「今こそフラワーレメディが生きる時 ~フラワーレメディ ラ…

  7. ワークショップ in 神戸 ご参加ありがとうございました

  8. ケルトの祝祭「インボルク」