ケルトの暦:12月23日とパインの木

昨日の冬至は

「死と復活」の大きな節目の日。

日本の旧暦と同じ、

太陰太陽暦である

ケルトの暦の一説では、

一年を13の月に分け、

各月に

その月を象徴する

聖樹(守護樹)の

名前をつけていました。

また13の月に加え、

一年の節目となる日、

冬至、夏至、春分、秋分などにも

聖樹が当てられています。

昨日の冬至は、

イチイの木を

聖樹とする日でした。

冬至は闇の時間が

一番長い日です。

この日を境に

光の時間が徐々に長くなっていきます。

ドルイド(古代ケルトの神官)は

地下世界からこの世に

太陽神を呼び戻して

復活させるために、

「イチイ」と「マツ」の大焚火をしたと

言われています。

永遠の生命を信じた

古代ケルトの人は、

生と死のサイクルの象徴として

イチイを「死」の木、

マツを「誕生」の木として

大切にしていました。

マツは

バッチフラワーの

「パイン」です。

パイン(ヨーロッパアカマツ)は、

1~7万年前の最後の氷河期に

生き残った唯一のマツと言われています。

氷河期が終わると、

シラカバとともに

巨大な原始林を作り、

そのあと広葉樹が育つように

環境を整えた植物です。

人間、とくに

北ヨーロッパに住んだ

古代ケルト人は

マツを「火の木」と呼び、

木に火を灯して

明かりとして役立てました。

女性に縁の深い木でもあり、

ギリシャ神話の月の女神や、

ケルトの白い女神とも

つながりがあります。

マツは

月の女神、

狩猟と純潔の女神でもある

アルテミスの聖樹です。

アルテミスは出産、

子どもの誕生を

司っていました。

この女神との繋がりからも

マツは「誕生の木」、

新しい生命の始まりを

守護する木と

とらえられました。

今でも北ヨーロッパでは

誕生日にマツの木を飾る風習が

残っているそうです。

25日のクリスマスは

キリストの誕生日を

祝う日ですが、

昔は

12月23日に祝っていたとのこと。

人々は、キリストの誕生と、

「光の半年」の始まりを一緒に

12月23日に祝っていたのです。

マツに火をともし、

太陽の復活を喜びました。

太陽は生命の源の光であり、

その光は、

暗い冬の間も

マツのような

常緑の植物の中に

蓄えられていると

考えられました。

このような

マツと人間のかかわりの

長い歴史の一端を知ると、

今日という日が

あらためて

太陽や源の光とつながる

とくべつ大切な、

タイミングなのだと

思えます。

今日は

心に光を呼びもどし

光につながる日。

そして、

古いものが死んで

新しい何かが誕生するような

切り替えの時です。

クリスマス、年末に向けて

だんだんあわただしくなってきました。

こんな時だからこそ、

大切に時間を過ごしたいですね。

Happy Holidays.

どうぞお元気でお過ごしください。

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