私のフラワーエッセンス体験

フラワーエッセンスの基本的な作用は、本やパンフレット、インターネットから簡単に知ることができます。フラワーエッセンスは、心のバランスを整える必要のある時に、いつでも簡単に使える「こころのサプリ」と言えるものです。ただ私たちの心や状況はそれぞれ違うので、実際の体験や実感は多様です。その一つの例として私自身の体験をご紹介させていただきます。

今から二十数年前、知人の勧めで初めてフラワーエッセンスをのみました。それはFESという北米のメーカーの「ベビー・ブルー・アイズ」という小さな青い花のエッセンスでした。その後、もう一種類、別のエッセンスをとった後、3本目にバッチフラワーという別のブランドの「ウォーター・バイオレット」をのんだ時、感情が大きく解放されるのを感じました。

当時の私は、それまでの人生を肯定できず自己嫌悪でいっぱいの、心の歯車が全くかみ合っていない状態で、何とかそこから脱したいと思っていました。初めの1本をのんだ時の感想は、「よい感じがする」といった漠然としたもので、その「よい感じ」も、「花のエッセンス」という心地よいイメージから、そう感じるのかもしれないとも思えました。2本目にのんだエッセンスも、同じような印象でした。そして3本目の「ウォーター・バイオレット」をのんだ時、感情が大きく動くのを感じたのです。このエッセンスは、あるセラピストの方に勧められて服用したものです。ひとりの静寂さが好きで、他人と距離を置く人のためのエッセンスです。この時のセラピーである程度、感情が解放されていたので、関連するエッセンスをとることで、さらに解放が進んだように思えました。

ウォーター・バイオレットをのんでいる間、気づかずにいた感情も湧き上がり、ずいぶん涙を流しました。それまでの自分の物事のとらえ方や感じ方のパターンがよくわかり、心身の不調和のもとをはっきり意識することができました。直視できなずにいた感情は、心の深い部分(無意識)にずいぶんたまっていたのでしょう。長い間押し込み、ため込んできた思いに気づくのは、心地よいとは言えない経験ですが、心がバランスを取り戻す上で必要なことです。当時、その一つひとつを受け止めていく過程で、心は次第に軽くなっていきました。私はこのプロセスを通じて、フラワーエッセンスには 大きな力があることを実感しました。

今振り返れば、最初にのんだ2本のエッセンスが、植物の調和した生命力を通じて心に働きかけ、バランスを取り戻す土台が整えられたように感じています。1本目、2本目とのみ続けることで、植物と共鳴する力が高まり、「ウォーター・バイオレット」をのんだタイミングで、大きな反応として感じ取れたのだと理解しています。

要所でエッセンスをとることは、植物の調和して生きる力に共鳴し、本来のバランスの取れた心のリズムを呼び覚ますことです。その働きかけは、のんでいる時だけにとどまりません。たとえ、その時すぐに変化を意識できない場合があっても、エッセンスはのみ終わった後も生きる力のパターン情報として残り、何かの折に、その人にとって一番良いタイミングで、調和に向かう後押しとなり得ます。

その力は、心の深い部分に働きかけるため、意識されない場合がある一方で、すぐに意識できることも多くあります。また数週間、あるいは数カ月とり続けているうちに、意外なことに気づいたり、自分の思いと行動のギャップが明らかになって変化のきっかけが得られる例も多いのです。これは、本やパンフレットの説明を超える、その人独自の経験(プロセス)です。

とても精妙で、やさしく作用するフラワーエッセンス(レメディ)ですが、こころを調整するだけでなく、必要に応じて、その人が生き方を変え、本来の自分らしい道に戻る、大きなサポートになります。

開発者のバッチ博士は「汝自身を癒せ」「汝自身を解放せよ」という文章を残しています。私たちは生きている間、自分自身を癒し、とらわれがちな心を自由にしていくことが要所で求められます。

フラワーエッセンスは心を癒し自由にする「こころのサプリ」としても、「人生のサポートチーム」としても役立てられる自然の恵みです。ストレスの多い毎日に、こころの健やかさを取り戻す力強い後押しとして、私自身エッセンスをいかしながら学び、一人でも多くの方と分かち合っていけたらと願っています。


●2020年1月22日(水)10:30~12:30
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